ヨーロピアンイーストパス - ユーレイルパスガイド［日本語版］

ヨーロピアンイーストパスとは

中欧４ヵ国(チェコ・スロバキア・オーストリア・ハンガリー)の国鉄で使用できる周遊券。

<種類 >
●有効期間1か月
　5日間・6日間・7日間・8日間・９日間・10日間

どのくらい使うと元が取れるのか

経験上、長距移動が4日以上あれば元を取れるケースが多いです。
旅程が確定している場合は区間乗車券と比較して正確に判断すること。

区間乗車券と比較して「おまかせ」で申込

購入前に知っておくべきこと

●中欧で人気のポーランドが含まれていません。
ヨーロピアンイーストパスとポーランドの区間乗車券という組合せで購入する前にユーレイルグローバルパスとの料金比較をすること。

●中欧で運行してい私鉄３社(Westbahn社/LeoExpress社/Regiojet社)は、ユーレイルグローバルパスで乗車できますがヨーロピアンイーストパスでは乗車できません。
私鉄の利用の有無をチェックすること。

使用資格

●日本に居住していれば使用可能
●日本に居住しているチェコ・スロバキア・オーストリア・ハンガリーの国籍の方は日本国政府が発行する在留カード(ResidenceCard)の提示が必要
●日本国籍であってもチェコ・スロバキア・オーストリア・ハンガリーに居住(在留届を提出)している場合は使用できません

使い方

●Step1
最初の１回だけ駅窓口にてパスポートとヨーロピアンイーストパスを提示し使用開始手続き(バリデード)します。
駅員の方が全て記入します(ご自身で記入するところはありません)
申込時に事前バリデード希望の旨を申告して頂ければバリデード済みでお渡しすることもできます。

●Step2
乗車前までに券面の乗車日記入欄にご自身で乗車日を記入
必ず2桁数字で記入(例：5月→05)
※日付を記入ミスした場合、１日分が無効になります。
　訂正すると不正乗車と見なされます。
　悪質と判断された場合は没収されますので絶対に間違わないように。

●Step3
車内検札時にヨーロピアンイーストパスを提示

夜行列車の日付のカウント方法

到着日の１日分をカウントします。
本来、日付のカウント方法は00:00～23:59で1日です。
ただ、19時以降出発の夜行列車の場合は到着日1日分でOKという特別ルールあり。
ちなみに20時00分発翌日00時10分着の乗換なしの “普通列車 “の場合も到着日1日分のカウントでOK。
※ユーレイルパスのルール( “出発日 “の1日分カウント)とは異なりますので注意。

特典を使う

ヨーロピアンイーストパスには国鉄以外の交通機関(船・バス・山岳鉄道など)や美術館などで割引が適用される特典があります。

●割引の特典は１日分カウントしません

特典は割引率や内容が変わることがありますので最新情報を各会社で要確認。

駅のラウンジ

OBBラウンジ

ヨーロピアンイーストパス所有者(1等のみ)はオーストリア国内の主要駅にあるOBBラウンジを利用できます。

●列車の出発時間の1時間30分前から利用可能
●列車の到着時間の1時間30分後まで利用可能

詳細は「ヨーロッパ鉄道ガイド」

MAVビジネスラウンジ

ヨーロピアンイーストパス所有者(1等のみ)はBudapestKeleti駅にあるMAVビジネスラウンジを利用できます。

詳細は「ヨーロッパ鉄道ガイド」

鉄道博物館の割引

ハンガリー鉄道博物館の割引

ヨーロピアンイーストパス所有者はハンガリー鉄道博物館(Hungarian Heritage Railway Park)のチケットが50％OFF

BudapestKeleti駅からバス30系統でRokolyaUtcaバス停で下車
最寄駅にVasutmuzeum駅がありますが4月～10月の土曜・日曜しか運行していないのでバスをお勧め。

詳細はオフィシャルサイトで確認