スイストラベルパス

スイストラベルパスとは

スイス国内の各都市公共交通機関やポストバスも含めたスイス国内の鉄道(適用範囲の路線図)に適用されるスイスで最強の周遊券。
連続タイプとフレキシータイプ(飛び飛びで使用できるタイプ)の2種類あり、それぞれのの旅程にあわせて選択できます。
更に、親同伴の15歳以下は無料(ファミリカード発行)、24歳以下は約15%OFFになります。

<種類 >
連続タイプ
 連続3日・連続4日・連続6日・連続8日・連続15日
フレキシータイプ(有効期間1か月)
 3日間・4日間・6日間・8日間・15日間

※2022年から6日の設定が追加されました。

どのくらい使うと元が取れるのか

経験上、ほとんどのケースで元が取れません。
天候によって旅程を変更する可能性がある方や毎日連続して長距離移動をする方にはお勧めです。
料金を優先する場合はスイス半額カードとの組み合わせの方が安くなることが圧倒的に多いです。
もし比較してほぼ同額の場合は、鉄道以外の特典があるスイストラベルパスをお勧めします。

購入前に知っておくべきこと

スイス半額カードの存在を知っておくこと。
スイス半額カード所有者は鉄道の乗車券(登山鉄道も含む)を半額で購入できる権利があります。
1等座席も2等座席もどちらにも適用できます。
つまり、景勝ルートは1等パノラマ座席、単純な都市間移動は2等座席という組み合わせも可能。
更に、登山鉄道においてスイストラベルパスが25%OFFのところがスイス半額カードは50%OFFになります。
登山鉄道の切符は結構馬鹿にならないくらい高額なので割引率の違いを知っておくことも大切です。

使用資格

日本に居住していれば使用可能
日本に居住しているスイス及びリヒテンシュタインの国籍の方は日本国政府が発行する在留カード(ResidenceCard)の提示が必要
日本国籍であってもスイス及びリヒテンシュタインに居住(在留届を提出)している場合は使用できません

使い方

Step1
使用開始手続き済(バリデード済)でのお渡しになりますので駅窓口で使用開始手続きをする必要はありません

Step2
乗車前までに券面の乗車日記入欄にご自身で乗車日を記入(連続タイプは記入不要)
必ず2桁数字で記入(例:5月→05)
※日付を記入ミスした場合、1日分が無効になります。
 訂正すると不正乗車と見なされます。
 悪質と判断された場合は没収されますので絶対に間違わないように。

Step3
車内検札時にスイストラベルパスを提示

夜行列車の日付のカウント方法

到着日の1日分をカウントします。
本来、日付のカウント方法は00:00~23:59で1日です。
ただ、19時以降出発の夜行列車の場合は到着日1日分でOKという特別ルールあり。
ちなみに20時00分発 翌日00時10分着 の乗換なしの “普通列車 “の場合も到着日1日分のカウントでOK。
※ユーレイルパスのルール( “出発日 “の1日分カウント)とは異なりますので注意。

特典を使う

スイストラベルパスには国鉄以外の交通機関(船・バス・山岳鉄道など)や美術館などで割引が適用される特典があります。

無料の特典は1日分カウントが必要
割引の特典も1日分カウントが必要

特典は割引率や内容が変わることがありますので最新情報を各会社で要確認。

山岳鉄道の割引

ベルナー地区

ルツェルン地区

ツェルマット地区

レマン湖地区

ロープウェイの割引

ベルナー地区

ルツェルン地区

ツェルマット地区

ティトリス地区

船の割引

美術館の割引

スイス国内にある500以上の美術館・博物館に100%OFFで入場できます(1日分カウント必要)
ただ、ルツェルンの交通博物館は50%OFF (1日分カウント必要)



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